2023年6月11日
新潟西 柏崎市萬福寺法灯継承入寺式
【新潟西】6月11日 柏崎市畔屋萬福寺にて法燈継承入寺式が執り行われ、近隣寺院ほか檀信徒など100人余りが参列した。
萬福寺は康永二年(1343)に真言宗の寺院として創立されたが天文二年(1533)身延山第十三世日伝上人の教化を受け日蓮宗に改宗し、以来500年近くにわたり法華の道場として法燈を繋いでおり、この度住職になった平山要輝上人で47代となる。
当日は小雨の降る中であったが地元畔屋町内にて稚児檀信徒行列が行なわれ祭文の奉読が響き渡った。
萬福寺の正関与でもあり日蓮宗新潟県西部宗務所長を務める妙廣寺住職 竹岡智大僧正は祝辞にて「日蓮聖人のお言葉に”魚の子は多けれども魚となるは少なし、菩提心を発す人は多けれども退せずして実の道に入る者は少なし”とあり、”志を立てても挫折せずやり遂げるものは少ない。この事を心中深くとどめておくべきである”と教示されている。新住職となる要輝上人には、今日のこの日を忘れることなく妙法蓮華経の広宣流布と檀信徒の教化ならびに寺門の興隆に邁進して欲しい。」と激励の言葉を送った。
平山要輝上人は謝辞にて参列寺院や檀信徒へ感謝の言葉を述べ「まだまだ学ぶべき事も多い身だが、当山と皆様の発展のため尽力したい。」と決意を新たにした。