2020年10月25日
福井中 龍口法難九月講大法要
【福井中】10月25日に福井県越前市妙稲寺に於いて、龍口法難九月講大法要が門中寺院並びに有縁寺院に出座のもと厳修された。
この龍口法難九月講法要は、江戸時代中期から続いており宗祖の報恩に報いるべく、毎年門中寺院の当番制によって行われる。
本年は、コロナウイルスの関係で年中行事も行う事が出来なかった為、この九月講も当初は行うのは難しいと思っていたが、日蓮聖人もまさに今と同じような疫病難病・戦の中法華経を広めるために命をかけて布教されてきたと自身を奮い立たせ、行う決心をされた。
法要では法華経・お題目を広める為に命がけで布教をされた宗祖日蓮聖人に報恩の誠をささげ、また疫病退散を願い修法祈祷を行った。
中條住職は「龍口法難正当の年にご縁を頂けた事を大変うれしく光栄に感じています。日蓮聖人は法華経を広めるものには大難・小難がくると書かれていた法華経の経文通りであると感激して法華経の行者として自覚え深められました。私たちもこのコロナ禍という難の中お参りできたこと、法華経の行者としての自覚をお互いに再確認していただき、コロナに負けず精進して参りましょう」と、謝辞を述べた。