全国の通信記事
2020年4月14日号
京都1 尼衆宗学林入学式
【京都1】京都市左京区日蓮宗尼衆宗学林(上田尚教林長)にて、4月14日(火)入学式が執り行われた。近年は入林生が少ない状態でしたが、昨年の入林生に引き続き二年連続で埼玉県より新井春香さんを入林生として迎える運びとなった。
今年は新型コロナウィルスの流行の為、入学式も来賓者や尼衆宗学林を卒業された僧侶や教授も列席を遠慮して頂いた為、昨年に比べると林長と林生のみの寂しく感じられる入学式となった。
まず本堂にて上田尚教林長を導師に法味言上が行われ、入学式法要が執り行われた。新入林生の新井さんも緊張した表情でお経をお唱えしていた。法要の後、新入林生紹介があり、上田林長が「この度は入林おめでとうございます。新井さんは、お若いながら固い決心をもって入林されました。一人なので大変ですが、自分で自分を律して学問と共にお給仕、掃除、作務行を頑張って頂きたい」と新井さんに対して励ましのお言葉を述べられた。
これから一年間、行軌作法、祖伝、法要式、聲明、華道、茶道、天台学、法華経大意、宗義大意等を各教授より学び勉強される。
2020年4月10日号
香川・女木島日蓮聖人銅像参拝
【香川】香川県宗務所は四月十日、女木島の山頂(日蓮山)に奉られている日蓮聖人銅像参拝を行い、僧侶・檀信徒十七名が参加した。
今回は新型コロナウイルス感染拡大の対策を行いながらの御参り。
島の空気は澄んでおり日頃のストレスも当日の天気のように晴れ渡った。
日蓮聖人を前に宗務所(石倉敬之所長)の導師の下、法味言上を参加者一同の家内安全・身体健全を祈念した。
この時期は島全体の桜が満開であり開放的なひと時であった。
千葉東・報恩法要で新型コロナ早期収束を願う
【千葉東】令和2年4月10日、宗務所主催(冨永観瑞所長)により多古妙光寺(冨永観瑞住職)で開催され、管内教師・寺族の 30名が参加して行われた。 管内報恩法要は、毎年4月10日に教師大会と併せて行われているが、新型コロナによる緊急事態宣言のため教師大会は中止になり法要のみが厳修された。報恩法要は毎年管内の先師上人と逝去された寺族寺庭婦人を対象に行なっており、法要中に「祈りの言葉」と共に新型コロナウイルスの早期終息を願い、当日参加者全員にご焼香を頂いた。 報恩法要の導師を務めた協議員冨永一道師(山武市本行寺住職)は「この報恩法要は大変意義があると思っている。」と法要に対する思いを述べた。 冨永所長は挨拶の中で、「この今色々悩んでいたが、我々は祈ることが1番大切であり、感謝の時間である報恩法要を開催した。感謝する心が大切であり、我々に出来ること祈り続けること、一生懸命祈り続け信仰の力で健康維持に努めて頂きたい。」と感謝の心を持つこと、祈りに対する思いを述べた。