全国の通信記事
2019年2月26日号
帰山式・一宮妙君寺 加藤雄燈師
【愛知尾張】2月24日 一宮市妙君寺では加藤雄燈住職 の加行所 第参行 成満帰山報告式が行われ、管内僧侶、住職の帰りを待ちわびる多くの檀信徒が 参列した。
行列 水行式と 式が進行し帰山報告式の中では 雄燈師の大黒相承達成の報告、来賓各聖からの祝辞が述べられた。
謝辞において、総代の古田滋留氏は「この妙君寺は、皆様と共に祈るお寺。これからも期待を持って、ご参詣下さい」と述べ雄燈住職は「荒行の日課にも耐えることが出来たこの心身をもって、皆様に祈りの力、尊さを伝えていきたい」とこれからの決意を述べた。
千葉教区研究会議開催
【千葉西】第三十六回千葉教区教化研究会議が、二月二十六日に、木更津市ロイヤルヒルズ木更津ビューホテルで開催され、教師六十九名が参加した。開会式で冨永観瑞千葉教区長と櫻井義久現代宗教研究所主任より挨拶があり、その後基調講演で「昨今の日本仏教界について」を演題に、奈良慈徹師(台東区妙義教会担任)より、全日本仏教会のこと、また仏教界における様々な問題について講演が行われた。
休憩をはさみ、事例報告として佐々木教道師(勝浦市妙海寺住職)より、自坊での事業のほか、地域活性化事業の報告があった。
午後からは、ホテル内の各部屋に分かれて、分散会が行われ、基調講演と事例報告に基づいた意見交換が行われた。参加者各自坊における状況や問題を、参加者同士がシェアして、それぞれの活動の糧を作ることができた。
2019年2月25日号
長崎 松本貫経師一千日成満奉告式
【長崎】2月25日、長崎県佐世保市本興寺(松本玄経住職)にて松本貫経師(札幌市妙興院)の一千日成満奉告式が営まれた。
全国各地より参集した修行僧34名、また堂内を埋め尽くす檀信徒へ「『おがまんば』の精神にて日蓮宗加行所正傳師を歴任し、通算3000日の加行を達成された本興寺第四世永村日鵬上人を師と仰ぎ、その遺徳を偲び、報恩と感謝の思いを忘れず、一歩ずつ努力を積み重ねた結果」と松本貫経師はその胸中を語った。
師匠の魂宿る御宝前にて奉告を無事に果たした松本貫経師へ、日蓮宗加行所元筆頭副傳師山本信行師(大阪市法性寺)より阿闍梨号允許証が授与され、また全国修法師会連合会会長吉田顕嶺師(川崎市妙光寺)より祝辞が送られた。
一千日の成満という偉業を称えると共に、お題目による『おがまんば』という『祈り』の大切さを、僧俗共に感じ合う奉告式となった。