2018年5月28日
大阪和泉 降誕800年記念団参
【大阪和泉】青年会(赤木和仁会長)主催、宗務所(佐野一秀所長)協賛の団体参拝が5月28日から29日に行われ、管内教師と寺族、檀信徒約80名が参加した。当管区では青年会主催の団体参拝が2年に一度の恒例行事として定着し、お寺と檀信徒が交流と信仰を深めることを目的としている。今回は「宗祖日蓮大聖人御降誕800年記念団参 ~千葉小湊 大本山御参拝と房総の海満喫の旅~」と題し、3年後に迎える御降誕800年の節目として日蓮聖人生誕の地の大本山誕生寺、出家得度・立教開宗宣言の地の大本山清澄寺を参拝した。
まず誕生寺(石川日命貫首)にて御開帳と法味言上の後、石川貫首の挨拶、執事長よりお話を拝聴し、諸堂を見学。清澄寺(管長)では執事長の挨拶の後、御開帳と法味言上、その後に旭が森に登り立教開宗宣言の景色を眺めた。
また鯛の浦を遊覧船にて観光し、日蓮聖人と鯛の深い繋がりと地域の伝統を学んだ。
日蓮聖人がお生まれになった時、本来群れをなさない鯛が群集となって現れ、この鯛の浦に定住し、以来800年近くもの間、地域の方々が守り続けている。地元ではこの鯛を決して捕獲しない風習が今も残り、国の特別天然記念物にも指定されている。日頃から法華経、御題目の信仰はあっても大阪和泉から千葉小湊までは遠く、便利な世の中にはなったもののなかなか日蓮聖人のゆかりの地へ赴く機会に恵まれることは少なかった。しかし今回の団体参拝はそういった声に応えることとなり、旅を終えた檀信徒には満足と笑顔にあふれ、更に法華経、御題目の信仰を深める旅行となった。