全国の通信記事
2017年11月29日号
北海道東・異体同心の集い
【北海道東】平成29年11月29日、釧路市阿寒町ホテルニュー阿寒において、東部布教師会(妙法寺住職久富慈順会長)主催、「第10回異体同心の集い」が開催された。
当日は檀信徒約80名が、広大な面積を擁する東部管区各地から参集し、約5時間にわたって講義を受けた。隔年で開催される研修の機会を逃すまいと、参加者は熱心に耳を傾けた。
ある参加者は「毎回楽しみに勉強させていただいています。その後の温泉もお食事も大変ありがたくいただきました。この様な準備をして下さるお上人様に感謝致します。」と語った。
この研修会が始まってから欠かさず参加している熱心な方もいる。
第10回の節目を迎え、その存在感をより一層強く感じる研修となった。
2017年11月28日号
長崎 第46回護法大会
【長崎】長崎県宗務所主催、第46回護法大会が11月28日、長崎県佐世保市のアルカスSASEBOにて開催され、離島地区を含む県内各地より約1500人を越える檀信徒が参加した。
「いのちに合掌~日蓮聖人降誕八百年に向けて~」と題して行われた大会は、長崎県宗務所長を導師に、立正安国・世界平和、さらには熊本地震・九州北部豪雨等の災害殉難者の慰霊、また早期復興を祈念する法要にてはじまった。法要中の修法(修法導師=松本玄経師)では力強い読経の声がホールにこだまし、檀信徒もそれに応えるように一心にお題目を唱えていた。
続いて、落語家・天台宗僧侶の、露の団姫師による仏教落語が披露された。三途の川を題材にした「仏は君をホットケない」という露の団姫師自身による作品は、様々な仏様の役割を知り、仏様を身近に感じて欲しいと思いの込められた噺で、聴衆の心を引き付けていた。また続いて、露の団姫師の夫である太神楽曲芸師の豊来家大治朗師による曲芸も披露された。
講演では「法華経が好き」と題し、露の団姫師の、法華経との出会い、また落語家・僧侶を志したきっかけや、修行時代の話をもとに「主体性を持った信仰は人生を楽しく明るくするものである」と語った。
盛況の内に幕を閉じた大会を通し、長崎県宗務所所長の挨拶にて述べられた「いのちに合掌するという心の素晴らしさ」また「祈りの大切さ」を感じ得た参加者からは「是非今日の想いを家族にも伝えたい」との感想が多数聞かれた。
茨城 いのりの日 歳末助け合い募金・唱題行脚
【茨城】11月28日、石岡市内で布教師会(長谷川玄應会長)主催による「いのりの日 歳末助け合い募金・唱題行脚」が行われた。平等寺(鈴木堯將住職)を出発した僧侶13人は約4㎞の道のりを2時間かけて踏破した。寒空の下に響くお題目の声とうちわ太鼓の音に、商店街の人々や下校中の児童など多くの人が足を止め関心を寄せていた。沿道の檀信徒から集まった募金は、「日蓮宗あんのん基金」と茨城新聞社扱いの「愛の募金」へ寄付された。