全国の通信記事
2017年7月3日
高知・高知大空襲追善行脚
【高知】宗務所(渡邊泰秀所長)主催で7月3日「高知大空襲追善行脚」が行われた。
この行脚は昭和20年7月4日未明に起きた大空襲で犠牲になった方々の追善供養と戦争の悲惨さを風化させてはならないとの思いで行われている。今年も出発時間の午後3時までに、管内僧侶や教化センター四国・団信徒の有志が大空襲直後、引き取り手のいない遺体遺骨の多くを一時安置していた要法寺(橋田文妙住職)に集まった。
一行は唱題行脚をしながら途中大空襲で多くの被弾者が水を求めて飛び込んだ鏡川で、御題目が書かれた紙を流す“千体流し”を行い、その後被害の激しかった帯屋町周辺で教箋三百部を配布した。毎年参加する檀信徒は「私は戦争を知らないですが、今の平和は戦争で犠牲になった方々のおかげだと思います供養と同時にありがとうございますと思いながら参加させて頂いています」と語った。