2016年5月29日
兵庫東 篠山市妙福寺住職・檀家が二人三脚で境内整備
【兵庫東】寺院が発展していくには、住職と檀信徒の相互の協力がなくてはならない。 篠山市妙福寺(松本恵孝住職)では、今まさにそれを体現すべく、様々な取り組みが為されている。昨年11月、第32世として入寺した松本住職は、宗祖降誕800年、妙福寺篠山移転500年に合わせ、駐車場の購入、位牌堂の改築、墓地の拡張、永代供養塔の建立、客殿・庫裡新築建立と境内整備を完成し寺観を一新した。特に客殿には、多目的ホールをつくって地域密着できるお寺づくりをめざした。その際、小林常郎総代(兵庫県東部檀信徒協議会会長)をはじめとする総代・檀信徒の協力を仰ぎ、客殿・庫裡は完成し入寺式に併せて落慶法要が営まれた。次に、昨年から管内で始まった信行会『信行のつどい』の会場寺院として誘致し、5月29日、他の寺院檀信徒・地域の住民が多数参拝する盛況ぶりをみせ、誘致は大成功に終わった。 松本住職は『お寺を盛り上げるためには、住職一人の考えで推し進めるよりも、総代さんはじめ檀信徒からの声を一人でも多く聞いて、共に歩んでいきたい。』と語る。 寺離れが問題になっている昨今、僧俗一体となって盛り上がりをみせる妙福寺の存在は、他の寺院に良い刺激を与えているに違いない。