2016年4月29日
【山梨3】 蓮経寺開創400年記念祭・柏原啓修師法燈継承式
【山梨3】4月29日、南アルプス市桃園の松久山蓮経寺(柏原啓修住職)で開創400年記念祭並びに、第三十一世柏原啓修師の法燈継承式が行われ、管内寺院教師はもとより、縁の深い教師や檀信徒が集まった。
この日は朝から親元の中込恒雄筆頭総代の自宅で出立式を行うと、その後、数多くの檀信徒と橘睦会万灯講、更には十八名のお稚児さんと共に行列で近隣を練り歩き、賑やかな万灯の音が聞こえると、道中には沢山の檀信徒が合掌し行列を見守った。
本堂での法燈継承式では辞令伝達の後、妙了寺住職、佐野顗誓法縁長より払子が継承され、御宝前に於いて住職の柏原師は
「内には諸仏の冥助を仰ぎ、外には十方檀信徒の助力を乞い、その法灯を継承し寺門発展と檀信徒の教化に不退転の覚悟を持って専心専念せしむる事を仏祖三宝、諸天善神に固く誓い奉る者也」と奉告を読み上げた。
法灯継承式終了後には400年記念事業で行った歴代廟の建立、寺域の整備、寺の興隆に於いて檀家の中心となって尽力してきた総代、世話人へ報恩感謝の気持ちを持って宗門より菅長表彰の感謝状が柏原住職によって贈られた。
午後からは蓮経寺客殿に於いて祝賀会が行われ、柏原住職は謝辞の中で「総代さんをはじめ檀信徒の皆様のおかげで、蓮経寺でも沢山の方々と会食が出来るようにしていただきました。管内各聖をはじめ、お手伝い頂いた檀信徒の皆様、多くの方々に支えられ、蓮経寺の400年記念の式典と、法灯継承式を無事に終える事が出来た。 先師先哲の名を汚すことなく、寺門繁栄と法華経の広宣流布、そして、当初より目標であるお参りのしやすいお寺作りという初心を忘れることなく、檀信徒と協力して勤めていきたい。」と感謝の気持ちと共に、今後の抱負を述べた。