2015年9月28日
北海道南 北海道教区檀信徒研修道場』
【北海道南】北海道教区(小友寛光教区長)主催、宗務所(土屋大乗所長)担当の檀信徒研修道場(山本光明主任)が9月28、29日、小樽市妙龍寺(土屋大乗住職)で開催され、北海道各地から檀信徒69名が参加した。
開会式ののち、山本光明主任講師(函館市龍王寺住職)が「いのちに合掌~近いのに見えないもの」と題し講演。宗門運動と重ねながら「普段の家庭の生活の中にこそ手を合わせる心持ちが大切」と語った。
続いて、金森一眞師(知内町国本寺住職)の書写行講義と「自我偈」の写経、栗原良全師(小樽市日正寺内)の導師で唱題行と、道場生はみな真剣な表情で研鑚を積んだ。
会場をホテルグランドパーク小樽に移し、懇親会とホームワークが行なわれ一日目の日課は終了した。
2日目は、野田泰成師(共和町隆徳寺住職)が晨朝法話。法華経の、受持、読、誦、解説、書写の5つの修行法を説き、家族を失った悲しみの中から信仰をさらに厚くしていったある檀徒との体験談を交えながら「み教えをしっかりと、受け止め、保ち続ける心を育てていきましょう」と強く語った。
続いて腕輪念珠の手作り体験、日頃の疑問に僧侶が答える法座が行なわれた後、閉会式。
ある道場生はさっそく腕輪念珠を身につけ、書写した経巻を握りながら、「どちらも作らせてもらうのは初めてで難儀したが、その分大事にしていきたい。朝のご法話で教えて貰った5つ全部の修行が2日間に込められていたように感じた。」と嬉しそうに語っていた。