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2014年4月28日
講演で「無縁」の実態を解説
【佐賀】宗務所(田中英康所長)主催の婦人部統一信行会が4月28日、小城市本山光勝寺(平井日延貫首)で開催され、女性檀信徒を主体に僧侶・寺庭婦人ら約200人が参加した。
法味言上の後、岡田真美子兵庫県立大学教授が「無縁社会と仏縁社会」と題して講演。岡田氏は高度成長期では地域の「しがらみ」、阪神淡路大震災以降は「無縁社会」が批判されたとし、「無縁」の実態を解説。その意味を問い直し、心のふれ合いなどを今一度考えなければならないと結んだ。
講演を聴いた参加者からは「人のつながりについて考えさせられた。なくなりつつある講組織を見直す機会になった。信仰を分かち合う喜びを大切にしたい」といった声が聞けた。
講演後は藤本宣文声明師会長による和讃研修が行われた。