全国の通信記事
2024年3月15日
北海道東 伝道企画会議
【北海道東】伝道企画会議が3月5日釧路市の宗務所で開かれ、宗務所員12人が参加した。
企画運営会議ではコロナ禍を経て再開した地区単位での檀信徒参加型行事を総括し、布教方針の「いのちに合掌」を伝えるにあたり参加地区を拡大しての開催を協議した。また日蓮宗の強みと弱みについての意見交換し、葬儀・法事についての問題点・課題を話し合った。
2024年3月13日
東京北 第64回教師研修会
【東京北】令和6年3月13日、東京都北部布教師会主催の第64回教師研修会が谷中経王寺(冠哲史住職)に於いて開催された。
講師には講談師の七代目 一龍斎貞鏡師を迎え「講談師に学ぶ~話し方の心得~」と題してお話を頂戴した。
講談は、僧侶の法語を淵源にもつ日本三大話芸(落語・浪曲・講談)のひとつで、「噺す」落語、「唸る」浪曲に対して、「読む」講談は、かつては講釈とも呼ばれていた。貞鏡師は、落語が「笑い」、浪曲が「泣き」を心とするのに対して、講談はまるで見てきたように語る「嘘」のエッセンスをもっていると語る。話し方の心得について貞鏡師は、講談では、ただ大声で滑舌よく語るばかりではなく、舞楽・能楽の構成形式と同じく「序・破・急」が大事であること、聞き手の反応を気にしすぎないよう、様子を伺いながらゆっくり話すこと、結末は最後まで語らず次に繋がる含みを持たせることが大事だと話す。休憩後、引き続き貞鏡師による日蓮大聖人御一代記を拝聴した。臨場感ある語り口調と貞鏡師の実体験を混ぜつつの講談は、ご生涯をより鮮明にさせ心を奪われていく感覚であった。
なお、開催寺院となった経王寺は本年80遠忌正当の東京大空襲で亡くなられた六代目一龍斎貞山氏の墓所がある。今回の研修会は仏縁を感じる中で、僧侶の法話に役立つ内容をご教示いただき、大変、有意義な講習会となった。
2024年3月11日
宮城:石巻市久円寺で3.11東日本大震災慰霊法要
【宮城】宮城県宗務所は令和6年3月6日、東日本大震災慰霊法要を石巻市久円寺で行い、導師を務めた谷川海正所長のもと宗務所職員8名が犠牲者へ祈りを捧げた。
法要終了後、谷川所長が「昨年13回忌を迎えましたが、1月1日に起きた能登半島地震で、東日本大震災の時の辛さを思い出したとともに、被災地の方との心や様々な面でのつながりの大切さを改めて感じました」と挨拶し閉式した。