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2019年7月29日号

東京南 第36回子供の集い

東南190819 (2)【東京南】7月29日から二泊三日の日程で、東京都南部日蓮宗青年会(狩野豊明会長)主催、「第36回子供の集い」が身延山武井坊(小松祐嗣住職)で開催され、39名の子供たちが参加した。池上を出発した一行は昼過ぎに雨空の身延に到着。武井坊の本堂にて、お堂の出入りの仕方や正座、数珠のかけ方などの所作指導を終えると、最終日に子供たちだけで行う法要の練習に励んだ。
快晴の二日目は身延山山内をめぐるウォークラリーを実施。班毎に御廟所をスタートし、「時鐘」や「男坂の看板」など、指定されたチェックポイントを時間内に歩いて探し当て、その数を競った。午後はお自我偈の写経や、東京都千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑に奉納する千羽鶴の鶴折りを行い、夜は花火大会で大いに賑わった。
最終日は波木井山円実寺(岩田恵嵩住職)の本堂にて、子供たちによる法要が行われた。低学年はお経の発音や団扇太鼓を、中・高学年は木鉦をはじめ、献香献華や声明を分担。法要の流れや自分の順番に気を配りながら、それぞれの役割を真剣にやり遂げ、見守る大人から感嘆のため息がもれた。
その後、身延町の「なかとみ和紙の里」にて和紙を漉いてうちわを作り、自分オリジナルのお土産を東京に持ち帰った。

2019年7月26日号

東京南 沙弥校開催

東南190820①hp【東京南】東京都大田区大本山池上本門寺(菅野日彰貫首)で7月26日から8月1日まで6泊7日の日程で令和元年度沙弥校が開催され、沙弥校生12名が参加し、僧侶となる基礎を学んだ。
沙弥校は、お釈迦さま日蓮聖人への御給仕を第一とし、朝夕の勤行、読経練習、法式声明、唱題修行を通し沙弥としての心構えを学ぶ。厳しい暑さの中、普段着慣れない白衣や道服での生活であったが、参加者はお互いを支え合い、切磋琢磨しながら取り組んだ。
閉校時には、沙弥校生一同たくましい姿が見受けられ、親の元へと帰って行った。

2019年2月28日号

東京南 京浜教区教化研究会議

東南190322 (2)【東京南】平成31年2月28日(木)に第43回京浜教区(楠山泰道教区長)教化研究会議が東京都南部(今田忠彰宗務所長)を担当管区に、大本山池上本門寺・朗峰会館で開催された。九十名が参加。
テーマは「日本人の死生観―いま、わたしたちは生老病死にどう向き合うのか―」。核家族化や高齢化が進み、葬送儀礼が多様化する社会の中で、時代の進展に応じて寺院や僧侶はいかに現代の生老病死に寄り添い、支えることができるかについて考えた。
京都大学大学院・政策のための科学ユニット特任教授カール・ベッカー教授により、「日本人の死生観と佛教的ターミナルケア」と題して基調講演が行われた。ベッカー教授は台湾仏教を例に挙げ、僧侶が傾聴に努めることの大切さを説き、寺院を訪問する人にとって、自分を認めてくれる「心ある相手」となるべきであると論じた。そのための方策として、お参りに来た方(悲しみ・辛さを共有する)、退職者(やる気を持ってもらい、コミュニティ作りに貢献する)、介護者(在宅での見取りやケアの精神的ストレスの軽減に助力)、高齢者(保険・貯金・相続の確認、財産の法的処理、遺品の行方の決定、葬儀・墓地・供養についての提言など)、遺族(遺族と尊敬してつきあい、心より認めてよき理解者となる)など、人々の状況に合わせた寺院活用の事例を紹介。殊に終末医療については、周囲とよく相談し、理解を得て事前に決定すること(自己決定権)が重要であると述べ、また葬儀や年回忌法要は、遺族に対してのグリーフケアとしての役割もあるとして、日本仏教の伝統的な死者供養の重要性を説いた。
続く分散会では、年代別に五つの部会に分かれて討議した。ベッカー教授も各分散会を巡回し、日本人の死生観を踏まえ、現代に求められる仏教と寺院の具体的な姿勢や活動について参加者と意見を交わした。
その後の全体会議では、ベッカー教授と関戸堯海師(大田区妙幸寺住職)が登壇。関戸師の進行のもと各座長より分散会の報告がなされ、後半は講師への質疑応答が行われた。自己決定権の重要性や、法衣を着用しての病院への訪問のあり方などについての質問に、ベッカー教授は一つ一つ回答し、講師の退室時には惜しみない盛大な拍手が送られた。
最後に日蓮宗現代宗教研究所三原正資所長より講評がなされ、引き続いての閉会式では、次回開催担当管区の安藤海潤神奈川県第二部宗務所副長(常眞寺住職)を導師に法味言上がなされ、閉会の辞を持って散会となった。

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新年のご挨拶。

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