2023年2月18日
千葉南 根本堯善師の帰山奉告式
千葉南 第五行成満根本堯善師 帰山奉告式
【千葉南】2月18日、勝浦市蓮盛寺で根本堯善住職の帰山奉告式が行われ、僧侶檀信徒約150人が根本師の第五行成満と無事の帰山を祝った。
深緑の元政七条袈裟と燕尾に身を包み、同行僧6人と共に山門をくぐった根本師を檀信徒と有縁の僧侶らが合掌で出迎えた。7人の荒行僧による迫力の水行式の後、満員の本堂で五行成満・傳師相承の許証が授与され、帰山奉告式が執り行われた。根本師にとっては初行から31年を経ての五行成満であり、平成31年3月に蓮盛寺の法燈を継承してからは初めての帰山式となる。
根本師は謝辞の中で檀信徒への感謝を述べると共に、地元後輩同行僧の修行姿を振り返り、「自分も改めて小さな修行からしていかなければならない」と語った。
式後には地元僧侶らが献上した樽酒の鏡開きが本堂前で行われ、ボトルに汲み分けられた地酒が檀信徒に振る舞われた。その後の大衆法楽加持で根本師は、自身の四行時代の先輩行僧らから贈られた朱の七条袈裟に着替えて木剣を振るい、檀信徒一人一人に撰経を当てていた。
この日に先立ち2月14日には根本師が代務住職を務めるいすみ市真浄寺でも帰山式が行われており、5人の同行僧が出仕し、約50人の僧侶檀信徒が参列した。