2023年2月16日
和歌山 県下合同宗祖御降誕会法要
【和歌山】2月16日、和歌山市毛見の本久寺(前川龍爾住職)に於いて
県下合同宗祖御降誕会法要(和歌山県宗務所・和歌山県檀信徒協議会主催)が厳修された。
青年会による唱題行脚の後に行われた法要には管内僧侶・檀信徒合わせて
約100人が堂内に参列した。
見矢龍順宗務所長は挨拶の中で、「コロナ禍の影響大きく3年ぶりに多くの檀信徒の皆様と共に法華経を読み、お題目を唱えることができて大変有難く、この日が待ち遠しかった」と述べた。“タイムパフォーマンス”の高い有意義な時間にしてほしいと締め括った。
また和歌山県檀信徒協議会会長・内柴武氏、会場寺院の前川龍爾住職の挨拶の中でも
3年ぶりに檀信徒とともに降誕会を迎えられたことの慶びと感謝が述べられた。
法要後には、紀の川市法華寺住職・柳本晃教師による法話がなされた。臨床宗教師の観点から「生と死の話」について暖かな口調で語りかけた。自身の体験の中で、終末期の患者さんが退院するときの共通点は「信仰がある」ことだそうで、信仰することは身体にもいいことだと説いた。人生には終わりがあることを自覚することで死生観を整え、精一杯生きるエネルギーにしてほしいと結んだ。訪れた聴聞者は最後まで真剣に耳を傾けていた。