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2022年12月10日
愛知尾張 一宮市心證寺ですぎと寄席
【愛知尾張】 令和4年12月10日(土)愛知県一宮市心證寺(市田弘之住職)において、すぎと寄席が開催された。すぎと寄席とは、同寺近くの銭湯「杉戸浴場」が主催するアマチュアの寄席で、20年前、先代から銭湯を引き継いだ若女将が、客は減る一方で設備は老朽化、燃料代も高騰、このままでは廃業しかないという銭湯に、なんとかして人を集め、地域の人々やお年寄りの交流の場にしたいとの思いから始めたもの。趣旨に賛同した市田住職が本堂を会場に提供している。女将自ら落語を習い高座に上がり、地元で人気のアマチュア落語家が出演し、毎回盛況となっている。38回目となる今回は、4月からプロデビューが決まっている大学生落語家や津軽三味線全国コンクールで優勝した若手女流民謡歌手など六組が出演。市田住職も寺庭夫人とともギターとキーボードの演奏を披露し、本堂を埋め尽くした聴衆の喝采を浴びた。市田住職は「寺に多くの人が集まり、仏縁を結ぶことができるのはありがたい。寺の活性化につながる。」と話している。