2022年4月29日
埼玉 宗祖降誕800年・感應寺開創450年慶讃法要
【埼玉】川口市感應寺で4月29日、宗祖降誕800年・開創450年慶讃法要が営まれ、檀信徒約50人が参列した。
法要に先立ち、彩の国雅友会会員による雅楽の奉納、住職とプロ奏者によるフルートの演奏があり、美しい音色が堂内に響き渡った。石黒淳明住職は、10年程前より慶讃報恩事業として、本堂修繕・庫裡書院改築等の境内整備を計画し、檀信徒の協力のもと進めてきた。代表で管長表彰を授与された平柳清総代(埼玉県檀信徒協議会会長)は「組寺有縁のお上人方をお迎えし、檀信徒皆様と慶讃法要を営むことができたこと、菅野日彰管長猊下より表彰状を賜ったことは、この上ない喜びであります。今後とも信心を深め、皆様と共に感應寺のために力を尽くしていきたいと思います」と感謝を述べた。
続いて石黒住職は、歴代住職のご苦労を振り返りながら「450年の歴史を積み重ねてきた事は奇跡だと感じております。この日を迎える事ができましたのは皆様のご協力のおかげと深く感謝申し上げます。歴代の住職も喜んでくださっていることと思います。引き続き750遠忌へ向かって精進して参ります」と謝辞を述べた。
当寺は、天正元年(1573)、のちの中山法華経寺13世日暁聖人により開かれた。以来、立教開宗時の日蓮聖人のお姿を現した「旭の祖師像」が奉安されている。2代前の淳雄上人が入寺以来30年がかりで念願であった本堂・庫裡を建て直すも十数年後には、高速道路の建設計画により移転を余儀なくされた。昭和50年、再度本堂・庫裡を新築し現在に至る。日蓮聖人、歴代住職、歴代檀信徒への感謝を捧げたお題目が響き渡る法要となった。
法要終了後、開山聖人染筆御本尊の複写が、住職より一人ひとりに授与された。