2021年10月29日
石川1 社教会がフードバンクに食品寄付
【石川1】10月29日、社会教化事業協会の会員よってフードバンクに食品が手渡された。
コロナ禍をきっかけに、会員が日蓮宗教師として何か出来ることはないかと協議し、社会問題となっているフードロスに目を向けた。
フードロスとは、売れ残りや食べ残し、期限切れなど、本来は食べることができたはずの食品が廃棄されることをいい、世界で大きな問題となっている。農林水産省によると、日本では年間600万t(平成30年度推計値)ものフードロスがあり、日本人1人当たりの量は1年で約47kg。これは日本人1人当たりが毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てているのと同じ量になるそうだ。
簡単に解決できる問題ではないが、出来ることから始めようと、余っている食品等を我々でフードバンクに寄付することができないかと管内寺院に呼びかけた。
フードバンクとは、廃棄されそうな食品を集め、子ども食堂や貧困世帯などの支援を必要とする方々に配布する、社会福祉団体の事である。
ある寺院は「これまで消費しきれないこともあったものが、誰かの助けになるのであれば、大変ありがたいことだ。」と食品を提供した。
今回は、10月12日から26日までの期間に限定して食品を集めたが、今後も社会状況を鑑みながら活動していきたい考えであるとのことだ。