2021年10月17日
兵庫西 宍粟市法傳寺で法灯継承式
【兵庫西】10月17日、兵庫県宍粟(しそう)市法傳寺において、森昌大師の第27世法灯継承式が行われた。本来は昨年行う予定であったが、新型コロナウイルスの影響を受け一年延期し、当日も参加者を制限するなど感染対策を十分に施した上での挙行となった。
前日までは雨の予報であったが、新住職の門出を祝うかのように雨が上がり太陽が顔を出し、20名の檀信徒と60名を超える稚児と共に行列し龍川山法傳寺の山門をくぐった。本堂前にて昌大師修法導師により発育増進の祈願を行い、その迫力ある修法祈祷に稚児たちは驚きの表情を見せていた。
午後3時より法傳寺本堂にて法灯継承式が厳かに執り行われ、26世森勝亮師より払子と27世を継承された昌大師は、「寺檀和合 異体同心にして山門の興隆を謀らんことを祈念す」との奉告文を力強く読み上げた。
最後の挨拶で昌大師は、住職29年の間に庫裡・客殿を新築し、境内墓地の整備など寺観を一新された先代師父に敬意と感謝を伝えると共に、400年の歴史を持つ法傳寺住職の重責を自覚し、温かく迎え入れてくれた檀信徒と力を合わせてお寺を盛り上げていくと誓われた。