2021年8月3日
神奈川3 齋藤貫雄上人の通夜・葬儀
【神奈川3】8月3日(火)、4日(水)平塚市圓隆寺で第36世、齋藤貫雄上人の通夜・葬儀が営まれた。齋藤上人は7月21日遷化。世寿90歳。法号は本隆院日雄上人。2日間で47名の僧侶、182名の寺族・檀信徒が参列した。
齋藤上人は縁あって、住職として東京深川善行院へ12年ほど勤務。その後、昭和52年からおよそ44年間、圓隆寺の住職を務め、檀信徒と力を合わせて本堂・客殿を新築した。宗務所では、参事・選挙管理委員・協議員等を歴任。
法要の導師は宗圓寺の芝崎恵就師で、組寺の僧侶が出座。葬儀式の半ば、山﨑浩道所長が中川法政宗務総長の弔辞を代読の上、齋藤上人との思い出を振り返りながら境内整備の功績や温かな人柄を称えた。
式の終わりには、筆頭総代の鈴木武男氏、遺弟の齋藤良昌師から謝辞。鈴木氏は、住職がお題目を心から愛し、檀信徒向けの毎月の読経会でやさしく指導されたことを振り返った。良昌師は、貫雄上人が宗務所や檀信徒との旅行など懇親の席を楽しみにしていたことや、宴席でのエピソードを振り返り、しんみりとした会場の空気を和ませた。
葬儀後、参列者らは貫雄上人へ生花を手向け、最後の対面を名残惜しみながらの出棺となった。