2021年6月2日
東京西 豊島区玄静院で太田順祥師入寺式
【東京西】豊島区玄静院で6月2日、第38世太田順道師から第39世太田順祥師への法灯継承式が営まれ、感染症対策を徹底する中、僧侶・檀信徒・親族約70名が参列した。
式中、茂田井教洵師(京浜教区長・東京都西部宗務所長)より住職認証の辞令伝達がなされ、前住職から新住職へ法灯の証である払子が継承された。また、加行所正伝師・東京都西部宗務所長等、長年に亘り宗門の重職を担った順道師には、その功績を称え一級法功章が授与された。新住職の順祥師は東京理科大学を卒業後、広告代理店勤務を経て日蓮宗宗務院に奉職。伝道企画課長等の要職を歴任し、現在は宗祖御降誕800年担当課長として本年の慶讃諸事業に於いて中心的な役割を果たしている。順祥師は「寺檀和融を以って寺門益々繁栄し、皆帰妙法の祖願達成に精進せしめんと誓い奉る」と入寺奉告をし、唱題では歴代住職への感謝と自身の決意を込め39遍のお題目を唱えた。結びに「継承の『継』の字には糸偏が入っています。檀信徒お一人お一人の糸が合わさった太い糸で法灯を繋ぎたい」と謝辞を述べた。