2021年3月14日
愛媛 東予組寺「檀信徒信行の集い」
【愛媛】愛媛県東予組寺は、3月14日、今治法華寺(讃岐英昌住職、愛媛県今治市中浜町4丁目118番地)を会場にて、「檀信徒信行の集い」を営んだ。当日は、東予地区寺院の僧侶5名と約10余名の檀信徒、並びにリモート参拝341名の参加者にて行われ、今年で第32回目を数える。はじめに、新型コロナウイルス感染症の収束祈願のご祈祷を行い、その後、「檀信徒信行の集い」として、依処となる法華寺の讃岐師による御尊像の解説を行った。御尊像は、御曼荼羅の配置であらわされ、一つ一つ丁寧に参加されている方に解説。讃岐師は、「大曼荼羅があらわされているのは、法華経の中で一番大事な本門というところに描かれました本門虚空会を表して、それをそのまま、日蓮大聖人さまが心の内の中のものを、魂を墨にすって書き表してくださったものでございます。そこにはまさしくお釈迦様が、如来寿量品をお説きになられたれたそのままの姿。最晩年80歳で亡くなる前の8年間、霊鷲山という山の上でお説きになられたその会座が、今もなお、この世で我々に自分と同じように仏になれることを教え導いてくださっている。仏さまの世界と私たちの世界がつながっていることを感じて欲しい、このコロナ禍という中でも皆さんには少しでも、近くでお参りをしていただきたい。」と、讃岐師は述べた。今治法華寺の御本尊は約320年前に造立。過去にあった、南海トラフ大地震や二次大戦の戦果など、諸々の災難災いを潜り抜け、今こうしてそのお姿を現している。讃岐師は、その意義深さを参加された檀信徒とリモート参加されている方々に熱く語りかけていた。
解説が終わると、参加された方は、普段近くで見ることができない御尊像を近くで拝し、「何気なくみていた御尊像ですが、こんなに近くで拝見できることは本当に有難い。お参りさせていただいて本当に良かった。」と、微笑ましく近くで手を合わされていた。この行事は、愛媛県東予地区の各寺院持ち回り(今治市法華寺、四国中央市経王寺、西条市本妙寺、西条市妙本寺、今治市法徳寺)で今年32回目を迎え、異体同心の地涌の菩薩である近隣寺院の檀信徒が心ひとつにお題目を唱えるかけがえのない行事である。こちらの様子は、法華寺のYouTubeチャンネルでも公開されている。■じけぼチャンネル>https://youtu.be/KnUZfh4Ro1o