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2020年11月7日
島根 出雲市延福寺本堂・山門落慶法要
【島根】11月7日、出雲市延福寺(梅木功健住職)において本堂・山門落慶法要が執り行われ、僧侶檀信徒160名が参列した。境内には新しい日蓮聖人像をお迎えし、御本尊の真下には、2年前に住職自らインドの霊鷲山から持ち帰った石が埋められているという。
延福寺の堂宇は建立されて170有余年が経ち、経年劣化で傾いていた。どうにかしたいと日蓮聖人御降誕800年を目標に改修を計画し、10年前より檀信徒とともに力を合わせ準備をし、約1年の工期を経て完成の運びとなった。10年越しの結願に、当日は晴れやかな笑顔があふれていた。明るい御宝前になったと語る檀信徒の言葉に、荘厳の中にも、明るい雰囲気にしたかったという住職は笑顔で対応していた。
昨今の世情に鑑み法要は4回に分けて執り行われたのだが、いつかは全員でお題目をお唱えしたい、そんな世の中になるよう祈りましょうと語った住職の言葉が印象的であった。