全国の通信記事
2020年6月26日号
岡山 玉野市仏教会が市にコロナ対策の寄付
【岡山】玉野市仏教会は26日、市が取り組む新型コロナウイルス感染症対策として金一封を寄附した。
会長を務める広昌山観音寺の山本観詠住職が市役所を訪れ「宗教界にいると精神的、肉体的に困難な人と会うことが多い。少しでも手助けになれば」とあいさつ。黒田市長は「第2波、第3波への備えを進めているところ。ありがたい」とお礼を述べた。
市仏教会は、宗派を超えた15寺院で構成。例年4月に「花まつり」として、講演会などを開いているが、今年は感染予防のために開催を見送ったため、その経費を市民のために役立てようと、寄附を決めた。
静岡中 小中学校に消毒液寄贈
【静岡中】富士市中野の法蔵寺(白木智馨住職)は6月26日に市内の大渕小学校と大渕中学校にハンドジェル・アルコール消毒液90㍑、計180本を寄贈した。昨年、同寺にゆかりのある葛飾
北斎の業績を宣揚する為に開催した「北斎サミット」の記念写生大会で、地域の児童や生徒が作品の制作に協力した事への感謝をこめて支援した。購入費用には御朱印の浄財や檀信徒からの布施をあてた。白木住職は「大変な時だからこそ、子供達にはそのしわ寄せが行かないでもらいたい。子供達からの感謝の心が、先祖の菩提や、御朱印で参拝した方の徳行に繋がっていくことも感じいってもらいたい」と述べ、受け取った大渕小の松永正之校長は「多くの人の想いが込められた消毒液を有効に使わせて戴きます。」と支援に謝意を表した。
2020年6月23日号
兵庫東 明石市本松寺で看護実習
【兵庫東】明石市本松寺で6月23日から4日間、はくほう会医療専門学校明石校の学生7名が、看護実習を行った。学生は実習を通じて医療従事者として患者の最期に立ち会う心構えを学んだ。
同校は多様化する現場に対応できる医療従事者の育成を目指し、心の学びを得るために同寺に協力を求めた。実習では同寺住職、釋孝修師より仏教を通じたビハーラやグリーフケアの講義が行われた。また地元葬儀社による納棺体験、同管区社教会会員による死生観の講義なども行われた。
参加した学生の一人は「普段意識していない死に対して考える良い機会となった。この学びを生かして家族や患者自身の気持ちに寄り添える医療従事者になりたい。」と語った。実習は4日間を一実習として、後5回行われる予定だ。