2019年11月8日
青森 檀信徒研修道場
【青森】青森県宗務所(秋田堯瑛所長)主催の檀信徒研修道場が11月8、9日、五所川原市ホテルサンルート五所川原で開催され、約45名の檀信徒僧侶が参加した。
開講式では秋田所長が宗門運動の意義を身と心と頭に入れて修行に励んで欲しいと挨拶を述べ、研修に入った。第1講は、青森県日蓮宗立正青年会会長の間宮秀文師(つがる市實相寺修徒)が『宗門運動推進のために~青年層の視点から~』と題し、現在の寺院を取り巻く状況と変化への対策を分析し、檀信徒に求められる姿を分かりやすく説明した。第2講は3名の宗務所員が交代で担当した。『降誕八〇〇年慶讃東北教区大会と慶讃和讃奉唱について』と題して三大聖日の意義を解説するとともに、明年6月21日(日)に青森市蓮華寺を会場に行われる東北教区大会への参加と協力を呼びかけた。また、慶讃和讃奉唱に向けての練習を行った。第3講は青森県宗務所副長の小野泰幹師が書写行について説明し、自我偈を書写する実践修行に入った。
食事会では、各寺院の代表者が感想や体験談を語って交流を深めた。おいらせ町唯圓寺から参加した川村代さんは「仙台に住む従姉妹の3番目の娘が小学校に入る時に、唯圓寺様からお守りを買ってプレゼントした。他宗派の家柄なので少し戸惑っていたが、お題目と縁を結んでいただいた。先日の台風19号の際、いつ避難指示が発令されるか分からないため、子どもたちに大切な物をリュックサックに詰めさせたが、その子は熊のぬいぐるみの他に「お守りを護ってあげなきゃいけない」と言ってお守りを大事にリュックに入れたそうだ。この話しを聞いて従姉妹の所にもお題目の力を授けていただいたんだなと実感した」と述べた。