2019年8月21日
愛知名古屋 第47回青少年と青年僧の集い
【愛知県名古屋】名古屋青年会(服部洋介会長)は、令和元年8月21日から23日の3日間の日程で、「第47回 青少年と青年僧の集い」(参加者46人)を名古屋法音寺信行道場の泰山苑(岐阜県関市洞戸)を会場に開催した。令和初となる今回、「仏の子である子どもたちはそれぞれに仏種がある。この3日間、信行・レクリエーションを通して多くの水や光を吸収して種を芽吹かせ、最後には華を咲かせる3日間にしてもらいたい」という思いのもと、「心をそだてよう」をテーマに、男女混合の班ごとで、学年が上の班長・副班長が中心となり、協力しあって班での結束を強めた。
初めに、名東区本成寺(天野行淳住職)に集合し、本堂にて開校式を行った後、子どもたちは「誓いの言葉」を読み、3日間、仏様の教えを素直に学ぶことを御宝前に誓った。
泰山苑では信行で、石から選んで作る「世界に一つだけの自分のお数珠作り」に子どもたちは必至に石を選んだ。出来上がった後、青年会員出仕で「御数珠開眼法要」を執り行い、修法師は木剣も振った。信行では他に「唱題行」、また「写経」や「写仏」も体験し、子どもたちは先生の話を聞き、一生懸命に取り組み「普段できない体験ができて、心が綺麗になった」と話す子どももいた。
3日間の生活では、子どもたちは朝勤・夕勤も行い、その時に読むお経の練習や食事の時に読む「食法」の解説を聞き、読む練習をした。大きな声で取り組んだが、子どもたちが苦戦したのは声を出してお経を読むことではなく、普段馴染みのない正座だった。また僧侶が食事のときに行う「お清め」も実際に体験し、「一生に一度の体験かもしれないが、今度は家で実践してみたい」という子どももいた。食事は他に、流しそうめんをしたり、子どもと一緒にカレーを作ったりし、食べ物の大切さ、普段料理をしてくれる家族への感謝の心を学んだ。
レクリエーションの班対抗リレーやドッジボールでは汗を流し楽しんだ。試合中、大きな声を上げ応援したり、必死に走る子どもが多くみられ、最後の感想文でも楽しかったことの上位にランクイン。しかし、今年も楽しかったことランキングの1位はやはり「花火」だった。空高く打ちあがると子どもたちの大きな歓声が聞こえた。他に盛り上がったのが花火の前に行ったキャンプファイヤー。子ども46人、大人29人が手を取って輪を作り、音楽に合わせてマイムマイムを踊った。
3日目に予定をしていた川遊びは残念ながら天候不順で中止となったが、参加した子どもからは、「学校や家ではできない体験ができて勉強になった。また来年も参加したい」との声が聞かれた。