2019年5月10日
山梨3 南アルプス市妙善寺で花祭り
【山梨3】南アルプス市飯野の妙善寺(若林義裕住職)で5月10日、花祭りが開催された。
妙善寺護持会の役員が参列のもと釈尊降誕会の法要が営まれた後、毎年の恒例により、同寺の近隣にある巨摩保育所から園児たちも150名加わり賑やかに行われた。
大勢の保育園児たちを前に挨拶をした若林住職は、花祭りの由来を教え、園児たちに「本当は4月8日がお釈迦様の誕生日だけども、保育所の皆にも来てもらいたいので本日御祝いをしようと思いました。お釈迦様のお母さんの麻耶夫人はある時夢の中で、皆の前にいる白像がお腹の中に入ってきて、その後お釈迦様が麻耶夫人の中に宿りお生まれになったそうです。お釈迦様がお生まれになる時、空に龍が現れお釈迦様の誕生を祝い、甘い雨を降らせました。今はその甘い雨の代わりに甘茶という甘いお茶をお釈迦様にかけてあげるようになりました。ですから今日は皆さんにお釈迦様がお生まれになった時と同じように甘茶をかけてもらい手を合わせて、これからも元気で大きくなれますように祈ってね。お釈迦様も皆に対して平和であるよう祈ってくれています。だからちゃんと先生の言う事や、お母さん、お父さんの言う事をよく聞き、お友達が困っていたら助けてあげられるような良い子になろうね。」と挨拶した。
招待された園児たちは白象に乗った誕生仏に甘茶をかけ、恥ずかしがりながらも先生に促されながら「元気で大きくなれますように、良い子に育ちますように」と熱心に手を合わせてお祈りをしていた。
園児自らも甘茶の味を楽しんだ後、妙善寺護持会館内にてバルーンアーティストの催しが行われ、会場内は大いに盛り上がった。
園児達は「お茶が甘くておいしかった」「楽しかったからまたお寺に遊びに来たい」と大きな白象を撫でながら喜びの声を聞かせてくれた。