2018年12月3日
大阪三島 教師研修会
【大阪三島】12月3日、金沢市の『佛子園』に於いて大阪三島宗務所と大阪三島社教会が共催で教師研修会を行った。以前に、宗務院で開催されていた宗務院での研修会に佛子園が取り上げられ三島社教会として参加した教師が是非管内のまだ知らない教師にも知ってほしいと、三島宗務所をあげての企画になった。大阪府高槻市から目的地である金沢市まで片道5時間半という道のりでしたが、道中『佛子園』の紹介ビデオや説明を受けながら三島管内外から21名の参加があった。佛子園は110もの事業をされていてこの度最初に訪れた所は、『三草二木 西圓寺』という場所で障がい者と、高齢者が「ごちゃまぜ」をテーマに営む施設だ。この旧西圓寺は東本願寺大谷派の所有でしたが、廃寺に近いお寺を見て地元の方から本宗の教師であられる雄谷良成理事長に何とかして欲しいと頼まれて今では、珈琲喫茶店やフィットネスジム、温泉も併設した施設になっている。温泉は毎日湯を抜いて、障がい者が掃除をする。地域の方は入浴無料だった。世帯数も今では55世帯から75世帯まで増えている政府も注目している地域である。
次に向かったのは、『行善寺』だ。ここも、佛子園の施設の一つで温泉があった。ここで、理事長雄谷良成上人から佛子園の説明を受けた。雄谷良成上人の祖父が1960年に戦争孤児を引き取り佛子園の開園。雄谷良成上人も小学校中学年まで障がい者と寝食を共にされて生活していた。青年海外協力隊で得た知識や経験を活かし社会と様々な関わりをしている。
元来お寺のあるべき姿はたくさんの人と関わるところであり、障がい者も高齢者も老若男女が集まれるところでありたいとおっしゃられたのは印象深かった。
どこのお寺でも真似できるわけではながとても参考になったと、教師研修会として帰路の車中では一人ずつ前向きな感想が多かった。