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2018年11月4日
兵庫西 姫路市妙経寺で落慶法要
【兵庫西】見事な秋晴れとなった十一月四日、兵庫県姫路市大塩の妙経寺(中村晋立住職)に於いて、本堂の華天井の完成を記念して落慶法要が営まれた。当日は檀信徒百人以上が出席し、出来上がった天井画を見上げて出来映えを愛でていた。
この天井画を奉納されたのは神戸市在住で書家の森津秀子さん。妙経寺寺庭婦人の由佳子さんとは以前から書道などを通して親交があった。お寺の塔婆書きなどを手伝いながら中村住職夫妻の熱心な寺院活動に触れ、自分も何かしてみたいと思っていたそうだ。そんな中、数年前に通信制大学で日本画専攻を修了したことを機に、天井画を奉納したいと申し出た。題材となったのは妙経寺の境内に咲く四季折々の草花。少しづつ描き貯めて、計四十八種、三年がかりの大作となった。
森津さんは
「現代は寺離れなどと言われておりますが、この華天井が妙経寺に足を運ぶきっかけとなって、少しでもお寺を身近に感じてもらえたらと思います。」と話しておられた。