2018年10月17日
熊本 オレンジカフェ・みらい
【熊本】長洲町の清正寺(菊川泰優住職)で10月17日、認知症の人やその家族、地域住民、専門職らが集う交流会「オレンジカフェ・みらい」が開催された。
清正寺のある長洲町大明神区では、地元の小規模多機能ホーム「せいわながすの里」の協力のもと、平成27年6月から2カ月に1回、公民館などで交流会が開かれていたが、せいわながすの里のスタッフより「お寺でカフェを開くことで、より多くの地域住民にカフェの存在を知ってもらえるのでは」と提案があり、「地域に開かれたお寺づくりの契機になれば」(菊川住職)ということで、今回、初めて清正寺での開催となった。
当日は、地元住民や檀信徒らが参加。はじめに、地元在住で長年、助産師として活躍している島津恵子さんが「修(終)活について」と題して講演。助産師の立場からいのちの尊さを訴えるとともに、「仏の心を知り、穏やかな心で生きましょう」と参加者に呼び掛けた。また、ヤクルト岱明センターの担当者による「腸内環境と健康について」と題した講話もあった。
交流会開催にあたり菊川住職は「今日、お越しのほとんどが未信徒でした。このような会などを通じて、地域住民にも気軽に清正寺に足を運んでもらい、地域に開かれたお寺をつくっていきたい」と話した。