2018年9月27日
神奈川3 隆盛寺法灯継承入退寺式
【神奈川3】九月二十七日(木)平塚市 大神山隆盛寺において、第三十三世退任並第三十四世法燈継承入退寺式が行われた。
当日は管内有縁の各聖、隆盛寺寺族、檀信徒が、退入寺式に参列した。
午前十一時より始まった式では、まず隆盛寺住職をご勇退される萩原師が「三十三世沙門某、昭和三十四年十一月三十二歳にして当山の法灯を継承してより、早六十星霜を得たり。もとより薄徳垢重、歴代先師上人の法功を汚さんと恐れるのみ。然れと雖も幸いなるかな檀信徒常に外護の本分を尽くされ、功を重ねること枚挙に暇まず。当山干与人始め総代役員は藤井淨成師を当山第三十四世として法灯継承を推挙さる。当山住職代表役員として責任誠に重大なり。拙の同様、変わりなくご支援の程、祈り奉る。」と退寺奉告がなされ、続けて萩原師から、目録・法燈の証である払子が藤井師に継承された。
続いて、神奈川県第三部宗務所・山﨑浩道所長が住職認証状を日蓮宗管長内野日総猊下にかわり代読し、藤井師に住職認証状が授与され、
その後、新住職となった濱田師は礼盤に登壇。勧請読経の後、ご宝前に向かい「ここに三十三世萩原是正師の志と先師のご遺徳を不肖三十四世淨成これを継ぐ。案ずるに当山開創以来歴代の先師、檀信徒連綿として奨励勤行諸仏のご加護を幸いにして大神山隆盛寺の今日を築きたり。幸いなるかなここに不肖淨成修めて当山第三十四世を任ぜらる。我もとより浅学菲才にしてその器に乏しい。然りと雖も与えられたるその栄誉と重責を顧みて、ひたすらこの身に鞭打ちて最善を尽くすのみ。沙門淨成益々行学の二道に精進し、力あらば一文一句なりとも語らせ給もうべしとの祖訓を奉持。先師の志を継承してその業を辱しめず惰らず当山をして寺族、檀信徒一同異体同心に共にお題目の信仰に励み、以て仏祖報恩の広宣流布の大願を成ぜんことを」と力強く述べた。
最後に、本山妙純寺・星弘道貫主、山﨑所長から祝辞、続いて隆盛寺檀家総代、藤井住職の謝辞があり閉式となった。
法要後、平塚市のホテルサンライフガーデンに場所を移し祝賀会が催された。