2018年9月1日
広島 明浄保育園創立70周年記念大会
【広島】9月1日、広島県福山市實相寺が運営する明浄保育園『創立70周年記念大会』が福山市神辺文化会館にて開催された。
昭和23年に設立された当園は、戦後の劣悪な生活環境にある子ども達を寺であずかる慈善活動から始まっており、福山市では児童福祉法施行後初めて認可された私立保育園としても知られている。
福山大空襲によって焼け野原になった町で、「み仏の子を育てよう」をスローガンに、仏教保育に力を注いで70年である。
園内には旧制福山(誠之館)中学校の校舎を再利用した講堂もあり、「木のぬくもり」溢れる保育園としても人気がある。
理事長兼園長を務める佐伯恵順住職は挨拶で、「70年前の世相を思い、現代の恵まれた生活環境にも感謝できる心を育むことが大切である。親も子も自分の命がどこから流れてきているのかを考え、源となるご先祖様にしっかり感謝を捧げて欲しい。」と述べていた。
式典後は「厚生労働省児童福祉文化賞」受賞のプレジャーB『コメディ・クラウン・サーカス』が上演され、客席からは大きな笑い声があふれていた。