2018年8月21日
熊本 九州教区僧風林開催
【熊本】平成30年九州教区僧風林が8月21日~24日3泊4日の日程で開催された。今年の当番県は熊本県宗務所(濱田義正所長)。濱田義正所長を林長先生とし、宗務所役員、熊本県青年会員を講師・指導員に小学3年生から6年生まで女の子3名男の子8名の計11名の指導にあたった。
会場は熊本市本妙寺(池上正示住職)と菊池市の研修宿泊施設七城温泉ドームの2ヵ所を使用。本妙寺で開林式を執り行った後、見ず知らずの仲間との僧侶としての修行が始まった。七城温泉ドームは周りが緑に囲まれ、宿泊施設内に研修場として畳の大広間もある。子供たちにとって修行と息抜きとが同時にできる場所であった。
朝夕の勤行、お経の練習、法要の練習、写経写仏等一日中詰まったスケジュールを先生の指導の下、一生懸命に取り組んでいた。畳のヘリを踏まない、伏拝する、正座から立ち上がる順序、仏具の扱い方、普段自坊で親の姿を見ていた子も実際にやってみるのは大変そうであったが、練習して上達するのがわかった。正座が痛くて我慢できなくても頑張って大きな声を出していた。
本妙寺に戻り、修行の最後である閉林式を執り行った時には子供たちだけで見事に法要をやり切り、迎えに来た師僧やご家族、先生たちもその成長ぶりに心を打たれた。