2018年5月19日
千葉南 安房中部組合報恩講
【千葉南】5月19日、鴨川市高生寺(荻野泰継住職)で『第68回報恩講』が開催され、僧侶檀信徒およそ160人が集まった。この報恩講は昭和26年から安房東部組合の寺院が年番で毎年欠く事無く行なってきた日蓮聖人への報恩法要であり、開催寺院では法要だけではなく様々な取り組みを行なっている。
今回は「日蓮聖人御降誕800年に向かって」とテーマ付け、最寄り駅の安房小湊駅より行なわれた練行列に、大本山誕生寺から日蓮聖人御幼像の出開帳を戴き、御幼像を先頭に檀信徒と共に唱題行脚を行なった。
行脚を迎える高生寺の境内には、地元鴨川市内のパン屋と身延門前から三河屋数珠店が臨時の店舗を出店させており、集まった檀信徒で大いに賑わい、報恩法要では御幼像を御宝前に奉安した後、荻野住職を導師に読経が捧げられ、和讃会による800年慶讃の特別な和讃も奉詠された。
修法師による法楽加持が行なわれた後に、記念法話として誕生寺慶讃布教師の横浜市蓮馨寺住職辻本学真師を説者に招き、『いのちに合掌』と題した法話が行なわれた。時より笑いが起きるなど、終始和やかな雰囲気に包まれた法話となった。