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2018年5月10日
大阪和泉 北畠顕家 追善法要
【大阪和泉】宗務所(佐野一秀宗務所長)は5月10日に佐野宗務所長を導師に宗務所役員が出仕し、堺市の石津にある「源顕家公(北畠顕家)・南部師行公殉忠遺跡供養塔」で追善供養を捧げた。
延元3(1338)年の「堺浦の戦い」で北畠顕家と南部師行などの将兵が石津の地で亡くなり葬った。そのような歴史の背景と大阪寺院と石津の人々の尽力により供養塔が建てられ、正面には身延山第83世望月日謙猊下のお題目が記されている。またここには供養塔の他に供養碑と行家塚の石碑、「此付近北畠顕家奮戦地」と記された石碑などがある。
石津の住宅街の一角のたたずむこの供養塔は意識して通らなければ見逃してしまうほど、町並みに溶け込んでいる。今後も宗務所はこの歴史と供養塔の存在を後世に伝えていきたい。