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2018年2月12日
北海道南 木下恵隆師・帰山奉告式
【北海道南】2月12日函館市妙顕寺(木下恵徳住職)で、参行を成満した木下恵隆師の帰山奉告式が、ともに100日間修行した荒行僧5人の出仕のもと行われ170人が参列した。連日暴風雪が猛威を振るい、この日も気温はマイナス8度。吹き荒ぶ風の中での帰山行列と水行を大勢の檀信徒が見守った。恵隆師は「支えてくれる皆様のありがたさを噛みしめる日々だった。大黒様のような笑顔を備えた僧侶を目指し、心安らぐお寺を檀信徒の皆様と築いていきたい」と、感謝とともに強く優しい決意を語った。帰山を待ち焦がれていた4歳の長女、萌果(ほのか)さんからの花束に思わず泣き崩れると、拍手喝采と「おかえり」の歓声が響き、一足早く春が来たような温かい笑顔が堂内に満ち満ちていた。