2017年11月18日
山梨3 二組檀信徒協議会が身延山輪番奉仕
【山梨3】二組檀信徒協議会(荻野由則会長)は11月18日、身延山輪番奉仕を行った。
毎年恒例になった組寺院檀信徒での身延山輪番奉仕は参加寺院が14ヵ寺で今回54回目になるが、初参加の方も増え165名もの檀信徒が参加した。
一行は行衣に肩章というお揃いの姿で大客殿に集まると、まずは本部の局員より1日の日程の説明を受け、その後、教師が合流すると、内野日総法主猊下より委嘱を受け、ご挨拶を頂戴し、大本堂にて本覚寺住職・板倉本諭師を導師に輪番奉仕の法要を行った。
法要の中では今回で10回目の輪番を迎えた本覚寺檀信徒の上野京子さん、20回目を迎えた泉能寺檀信徒の河西佳枝子さん、法源寺檀信徒の澤登伴子さん、沢登紀久子さんの合計4名が表彰を受け、
受賞者の4名は身延山のお祖師様の前での表彰とあって緊張しながらも、長年の信仰と努力の賜である表彰状を拝受出来たことに喜びの表情を浮かべていた。
今回の輪番導師を努めた板倉師は挨拶の中で、「私は平成12年に身延山高校に入学し、本山の在院生として7年間僧道生活をし、時の法主猊下の下で随身給仕を学ばせて頂きました。7年間この本堂で、朝勤時には侍者としてお導師様の脇に付き礼盤の横に座り妙経読誦をしていたあの頃が目に浮かんできます。今卒業をして10年が経ち、この礼盤に座して三宝様に正対し面奉させていただく事、又、自分の発声で皆様と大きな声でお題目を唱えられたことは身に余る勧喜です」と感謝の挨拶をし、参加者に、今後も変わらぬ信仰を持っての祖山参詣をすることを願った。挨拶を聞いていた当寺の檀信徒は、真剣な面持ちで菩提寺住職の小僧時代の話に耳を傾けていた。
毎年11月の寒い時期で行われる2組輪番奉仕だが、法要の中でお題目を一心にお唱えした檀信徒の方々は、奉仕が終わる時には寒さで険しかった表情が、安穏で温かな表情に変化し、釈尊、お祖師様より頂いた妙法五字を大事に持ち帰った。