2017年10月10日
千葉西 二日間にわたり唱題行脚
【千葉西】青年会(増田寶雲会長)は、十月十日、十一日の二日間にわたり、君津市加名盛から茂原市本山藻原寺(持田日勇貫首)まで、「道善御房供養塚『報恩抄』奉読・本山藻原寺開堂供養七四〇年報恩記念」として二十五名で唱題行脚を行った。
行脚の前日、青年会有志で、加名盛にて『報恩抄』を奉読した。
初日、加名盛に集合し、出発。久留里街道を歩き、供養塚を管理している君津市妙長寺(山田妙眞住職)を参拝。房総ふれあいの道を通過して、市原鶴舞インター付近にて、初日は終了した。
二日目、市原鶴舞インターより出発し、法難を受けた日蓮聖人が二十一日間篭ったと伝えられている笠森観音を参拝。その後、長南町長久寺(月崎了浄住職)茂原市妙源寺(増田寳泉住職)を参拝し、藻原寺に到着した。全行程、約四十二キロの行脚を終え、完遂報告式を、増田会長を導師に、藻原寺本堂にて行った。
法要後、増田会長より「建治二年七月、日蓮聖人の命により、日向上人・日實上人は、加名盛にある日蓮聖人御師範道善房の墓前にて『報恩抄』を奉読されました。そして、同年七月に本山藻原寺において、法華堂が新たに建立され、同じく日蓮聖人の命により、日向上人が茂原まで出向き、開堂供養をされました。その時以来、昨年平成二十八年に七四〇年の節目を迎え、この千載一遇の機会に、私たちは、感謝報恩の思いを捧げ、行脚をさせて頂きました。この行脚で思ったこと、感じたことを胸に、青年僧の若き力をさらに発揮し、一致団結して参る所存です」と謝辞を述べた。