2017年9月3日
北海道南 第2地区・第37回信行結集大会
【北海道南】「お題目で繋がる安心」をテーマに北海道南部第2地区の第37回信行結集大会が9月3日、知内町国本寺(金森一眞住職)で同寺の本堂落慶奉告式と合わせて開催された。
国本寺では、平成22年に新本堂建立に向けて護持会を結成。24年に建設委員会を立ち上げて事業を進めてきた。そして昨年8月、庫裡の完成後に地鎮式、今年の2月に完成した。金森住職は、同13年、体調を崩していた大坪敏郎住職を補佐し、毎日のように約140㌔離れた北檜山町の妙源結社から片道2時間かけて同寺に通い続け、同寺の檀信徒との絆を深めてきた。15年7月、大坪師の遷化に伴い、同寺第4世を継承し、本堂の改修を志した。地域の過疎化・檀信徒の高齢化が進むなかでの厳しい事業だったが、金森住職の熱意と檀信徒の篤い思いがひとつになって落慶の日を迎えた。
大会では、浅野本陽副地区長、土屋大乗宗務所長、上田道博檀信徒協議会長が、それぞれ落慶の祝いとお題目信仰の大切さを話し、来年の宗祖降誕八百年慶讃管区大会に向けての協力と参加を促した。その後、会場を移し、岡観要師(福島町妙蓮寺住職)の記念講話「みんなのためにお題目!!」を聴き、最後は「エンカサイズ」と銘打った地元出身の演歌の大御所・北島三郎の歌に合わせて体操を楽しみ、心身ともにリラックスして大会を終えた。金森住職は謝辞で「開山上人が種をまき、2世上人が根を張り、3世上人がしっかりと幹を作りあげ、今こうして花咲いた。これからは実を結べるようがんばりたい」と述べた。