2017年4月29日
千葉西 第23回「いのりの日」
【千葉西】宗務所(土井了真所長)では、4月29日に第23回「いのりの日」を開催し、僧侶、寺庭婦人、檀信徒310人が参加した。
早朝、各地区をバスで出発した一行は、小湊漁業駐車場から唱題行進で日蓮聖人御降誕の地である大本山誕生寺(石川日命貫首)に向かった。
誕生寺では、土井所長を導師に開帳法要を行い、バスにて日蓮聖人出家得道、立教開宗の霊場である千葉県鴨川市・大本山清澄寺(二宮日敬別当)へ移動した。
参加者は、涕涙石2キロ手前でバスから下車し、団扇太鼓に先導され、旭が森までを唱題行進。旭が森では、日蓮聖人像を拝し、香を手向け、参加者それぞれ報恩感謝の思いを巡らせた。その後、千葉県西部宗務所謹製のお題目写経を行い、講師の山口県立大学教授の鈴木隆泰師(東京都江東区善應院住職)が南無妙法蓮華経でお葬式・年回法要を』と題し講演をした。
鈴木師は、「お葬式は結婚式や七五三などと同様の通過儀礼だが人が亡くなると今まで通りのお付き合いができないので新しい関係を構築する必要がある。さらに亡くなった本人に亡くなったことを自覚して頂く必要があるが今まで通りの語りかけでは難しい。そこで仏さまにわかる言葉『妙法蓮華経』に基づく教えが必要である」と原点研究に基づき述べられた。
参加者からは、「お経の必要性を再認識した。わかりやすくて勉強になった。もっと話を聞きたかった」と言った声が聞かれ、月﨑伝道担当事務長(長南町・長久寺住職)が閉式の辞を述べ、午後3時30分に下山し帰路に着いた。