2017年2月19日
高知 蔵福寺春祭り奉納野試合
【高知】南国市に半世紀以上に渡り、春を告げるお祭りとして親しまれている「蔵福寺春祭り奉納野試合」が2月19日に蔵福寺(齋藤隨理住職)で行われた。
正午より県内外の修法師により三十番?堂にて威光倍増、野試合の無事円上を祈念しての読経、参詣者への御祈祷がされ、午後1時頃より境内にて開会式に先立ち、参加した道場生や関係者、更には保護者に対して読経、御祈祷がなされる。
開会式の後は居合いの演武がなされ、居合いの型での刀が空気を切り裂く音を聞いて子供達は目を見開いていた。
その後子供達が防具を着けて体を温めるために大人を相手に稽古をしてから野試合となった。数年前迄はお寺のすぐ前の田んぼで行っていたが、その時期は田んぼが泥濘む事がおおいので、近くの公園で行っている。それでも子供達は普段の道場での稽古と違い、広い公園でワーワー言いながら走り回っていた。
保護者に話を聞くと「私もこのお祭に参加しました。お寺っていうと法事や葬儀だけのイメージですが、このお祭りはお寺が近くに感じる事ができます。」という意見や 「私は一回目から参加してます。どんな事があってもこの行事はやめないで欲しい。」という言葉が多く聞かれた。齋藤住職に聞くと「このお祭りは私一人では絶対にできません。関係各位には感謝の気持ちで一杯です。最初は何もわからない状態で引き継ぎましたが、このお祭りに参加して下さった方々の思いに報いるためにもこのお祭りは続けます。」 と話してくれた。