2016年12月17日
秋田 檀信徒研修会
【秋田】日蓮宗秋田県伝道会(柴田寛彦会長)主催の檀信徒研修会が12月17日、秋田ゆとり生活創造センター「遊学舎」で開催され、僧侶檀信徒約40名が参加した。
昨今、終活という言葉を目にする機会が増え、メディアでも取り上げられるなど関心が高まっている。そこで今回は、日蓮宗徒として終活をどのように捉え 、考えていくかを学ぶ為に行なわれた。
第1部では、柴田寛彦師(本澄寺住職)を講師に、「千代見草に学ぶ仏教介護と臨終行儀」と題した講演がされ、講義は心性院日遠上人の著作とされる臨終に関する書物「千代見草」を使い、現代社会に照らし合わせながら進められた。
柴田師は身近な事を例として挙げるなど分かり易く解説され、メモを走らせる檀信徒の姿が数多く見られた。
第2部では、檀信徒5、6人ずつに分かれてのグループワークが行なわれた。それぞれのグループには数人の僧侶が交じり、日頃不安に思っていることなど積極的に話し合いが行なわれた。
研修会の最後に、自ら仏となる心の修行として黙唱行が行なわれ、参加者一同、自分自身と向き合う貴重な時間となった。
全日程終了後、参加者からは「今回の研修会を通して、臨終に対する考えを改めさせられる非常にいい機会となった。またグループワークでは自分の悩みを皆で共有出来て本当に良かった。」という声が聞かれ、実り多い研修会となった。