全国の通信記事
2016年11月12日
長野・安曇野市一乗寺 お会式で本堂等耐震工事完成を披露
【長野】11月12日、安曇野市一乗寺(千野泰信住職)において御会式に併せて本堂・旧書院の制震工事完成を記念する落慶式が行われた。
度重なる震災や県内の地震の影響を危惧し、老朽化した本堂と旧書院の制震工事を今年の始めから行っていた。宗祖御降誕800年や一乗寺本堂建立100年を控えていることもあり、慶讚事業としてこの度の改修となった。
法要の前には一乗寺総代・丸山岩水(いわみ)さん宅からお寺までを16名の稚児による天童行列が行われた他、身延町より萬燈講を招いて本山さながらの万灯行列のある御会式となった。訪れていた檀信徒は度々歓声を上げ、近隣の住民も物珍しそうに見物する姿も見られた。
檀信徒はいつもと違った御会式の雰囲気に、「本山に行かなければ見られないような伝統の万灯行列もあり、盛大にお祝いすることができて良かった」と話していた。又、住職の千野泰信師は「多くの方のお心と力添えにより建立され、護持、継承されてきたことに感謝したい」と話していた。