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2016年11月3日

長崎 川棚町常在寺第5回音楽祭

長崎161114 (1)【長崎】去る11月3日、長崎県川棚町常在寺(合川天心住職)で、第5回常在寺音楽祭が開催された。これは常在寺信徒青年会(廣田洋一会長)が主催し、川棚町教育委員会・観光協会、長崎新聞社が後援となって行われた災害支援 チャリティーコンサートである。
午後3時半開演、音楽祭に先駆けて日本赤十字社より被災地支援活動への表彰が行われた。音楽やバザーなどのイベントを通じて義援金を募り、被災地へと届けてきた常在寺の活動が実を結んだ形となった。賞状を受け取った常在寺信徒青年会廣田洋一会長は「これからも被災地支援を続けていきたい」と力強く語った。
表彰後のオープニングステージはシンガーソングライターの冨永裕輔さんが会場を盛り上げた。後半にはスティーズパン奏者のSteel Pan 珠さんとのコラボレーションで冨永さんの「ひまわりの花」「明日への翼」を演奏した。冨永さんの優しい声とピアノに、包み込むようなスティールパンの音色が合わさり、会場は魅了された。
午後4時過ぎ、ピアニスト小國(おぐに)雅(もと)香(か)トリオ(ベース:丹羽(にわ)肇(はじめ)・ドラム:上村計(うえむらけい)一郎(いちろう))&トロンボーン奏者久保盟(くぼまもる)さん等によるジャズコンサートが催された。小國さんの曲「with the twilight 」や、ジャズのスタンダードナンバー「Take the ”A” Train」等を演奏。また合川真理さんをボーカルに迎えスタンダードジャズナンバーを披露し、会場は本格的なジャズの演奏に酔いしれた。
プログラムの途中には、小國さん達と7名の教師による聲明・読経セッションも行われ、即興で演奏を重ね合わせる場面もあり、荘厳で幻想的な雰囲気を作り出していた。常在寺副住職合川泰通師作詞、小國さん作曲の「聖誕」を冨永裕輔さんの歌唱で初披露した。この「聖誕」は日蓮聖人御降誕800年への慶讃のために作られた曲である。フィナーレは会場全体で「上を向いて歩こう」を合唱し、午後6時終了となった。
副住職の合川泰通師は、「音楽を通じて、お寺が身近な存在となり、地域を元気にする一翼を担えれば」という考えから、信徒青年会とこのイベントを企画してきた。今回400名近くの参加者の中、半数以上が檀信徒以外の地域の方だったこともあり、副住職の思いが地域へと少しずつ広がりを見せているようである。境内では、信徒青年会会員による焼き鳥・おでん販売や無料で金魚すくいやヨーヨー釣りなど子供向けの屋台も用意され、幼児から大人まで「お寺」という空間で心地よい時間を過ごした。
尚、当日集まった約24万5千円の義援金は、日本赤十字社を通じて各地の被災者支援に充てられる予定である。
また、今回の音楽祭は日蓮聖人御降誕800年の慶讃行事の一環である。このような音楽祭の他に、常在寺のある長崎県大村地区各寺院では和讃の普及運動を進めている。大村地区の和讃は、立教開宗750年には「蓮華の如く」という独自の和讃を生み出した。しかし近年、人口減少や高齢化の影響を受け、一時の隆盛も衰退していった。そこで、日蓮聖人御降誕800年に向け、和讃の再興隆を目指して展開を始めている。

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