全国の通信記事
2016年3月25日号
大阪三島福知山への団体参拝
【大阪三島】宗務所は三月二十五日(金)、福知山への団体参拝を実施した。大阪府三島管区では毎年この時期に、管内寺院を会場に「檀信徒のつどい」を実施していたが、本年度からは、管外寺院を会場として企画した。
今回は、「管外寺院も参拝してみたい」という檀信徒の意向を受け、団体参拝形式となった。参加者は111名で、そのうち教師は22名。バスを三台利用し、午前八時に各集合場所から福知山へと旅立った。参拝先の常照寺(伊東徳彦住職)では、住職による寺院由緒の説明と、管内の修法師会長と声明師会長による修法と声明の説明がなされた。その後に、参加教師による盛大な法要が行なわれた。
法要後は昼食会場に移動し、いくつかのテーブルに別れて昼食となった。ここでは教師と檀信徒が同じテーブルに着き、歓談する様子が見られた。昼食後は、日蓮宗に関するクイズを行なった。布教師会による漫談のような答え合わせと解説がなされた際は、檀信徒からの笑い声が漏れた。
2016年3月24日号
神奈川3 須藤顗本上人通夜・葬儀
【神奈川3】三月二十四日(木)、二十五日(金)厚木市本照寺(須藤教裕住職)において第三十九世 須藤顗本・真乗院日鏡上人(世壽九十三歳)の通夜・葬儀が、本照寺副干与人 厚木市妙昌寺院首 鈴木宣誠師を導師に迎え、管内有縁の各聖式衆のもと執り行われた。
二日間を通して管内外有縁の寺院・檀信徒、七百名近い方々が須藤顗本上人のご遺徳を偲び参列した。
午後六時、お題目の唱和と共に鈴木導師が入堂。読経・回向の後、鈴木導師より「須藤顗本上人は信心堅固で非常に強い信念をもった僧侶でした。本堂の修復・庫裡の新築等の大改修、その他様々な功績は決して真似の出来ることではなく当山の中興の祖といっても過言ではないでしょう」と挨拶がされた。
続いて須藤教裕住職より、「先代は生前、僧侶という素晴らしい職に就けて自分は幸せ者だと良く口にしておりました。また僧侶という職に生きがいをもって常にそういう姿勢で向かっておりました。これからは倅と二人で力を合わせ父の意を汲んで檀信徒の後押し、管内各聖のご指導を頂戴しながら、本照寺をより良い檀信徒の方々のより良いお寺としてまいりたいと心より誓った次第であります」と謝辞を述べ閉式となった。
明けて二十五日は、午前十時半より葬儀が営まれた。
式中、鈴木導師により「世寿九十三歳。寺を護り、法を護り、自行化他に亘り心を注ぎ、本照寺第三十九世の任務を全うせしなり。今、上人の一生を思う時、文字通り行学二道に精励せし上人と謂うべきか」と歎徳がなされた。
続いて神奈川県第三部宗務所・山﨑浩道所長(小林順光宗務総長代読)から弔辞が拝読され、参列者全員で上人の増道損生を祈念した。
閉式にあたり本照寺筆頭総代より先代との思い出話しを交えつつ、二日間の謝辞が述べられた。
愛媛 西条市妙昌寺で涅槃・彼岸会
【愛媛】三月二十四日愛媛県妙昌寺(愛媛県西条市東町230)において涅槃会が営まれ、県内僧侶十二名と檀信徒約百五十人で釈迦牟尼世尊に法味を献げた。
法要では修法師らが力強く読経した後、立正安国世界平和を祈念する修法が行われ、さらに千秀朗住職による檀信徒の方々の卒塔婆供養読み上げ回向がなされた。
この法要は毎年旧正月に合わせて行われており、今年はお彼岸明けと重なった。一時間半の法要が終わった後、檀信徒はそれぞれ卒塔婆を手にして釈迦牟尼世尊と先祖の霊に供養を献げた。