2014年7月31日
三浦市實相寺で寺子屋
【神奈川2】第八回實相寺寺子屋(住職 植坂泰雄)
七月三十一日~八月一日に小学生三十四名、中学生八名の四十二名
で行われました。竹細工で箸や器を作り二日間の食事に使いました。夜は飯ごうで炊飯し、カレーをかけて食べました。食前には、住職から食べ物に対する感謝のお話がありました。翌日は早朝より本堂でお経を大きな声で唱え、住職からは、「命」の大切さの話がありました。朝食、掃除に農業収穫体験としてトウモロコシの収穫をしました。また三浦市の人権擁護委員の会長の中野さんから昔の話を聞きました。お昼は流しそうめん、賑やかな声が二日間境内を響き渡ってました。
八月十三日・十五日には、實相寺境内に於いて夜の七時半より盆踊りが行われ、約二〇〇名が参加し先祖の精霊に踊りのご供養が行われました。先の太平洋戦争時は中断されていましたが、昭和十四年ごろから行われ七十五年続けられています。住職は「本来の盆踊りは、お寺の境内で先祖の精霊を供養するためのものであるが、近年はお寺以外での所で行われ、本来の趣旨からはずれていることが多くさみしく感じている。盆踊りはお寺の活性化の一つであると思う。」述べられた。
八月十六日には、境内において、夜の七時半より約二〇〇名が参加し、鎌倉にて行われた立正安国論奉進七五〇年慶讃法要で使用された竹灯ろう三〇〇基に明かりを灯し、灯ろう供養 送り火法要が行われました。
送り火とは、地域によっては、大文字焼き等をされる大切な儀式である。昭和三〇年代より約五十五年続け行われてきた灯ろう供養も以前は近隣の海に灯ろう流しをしていたが、諸事情によりお寺の境内で行われるようになりました。