2024年1月20日
■今は祈るしか
能登半島地震において犠牲になられた人たちのご冥福とご遺族にお悔やみ申し上げます。また被災された人たちが元の生活と心の平安を1日でも早く取り戻せることを祈念いたします▼地震後すぐに被害状況を確認するため能登半島入りを地元の人に相談したが、通行可能道路が発表されたため、支援物資などを運ぶボランティアなどの車が殺到し緊急車両が通れなくなっているから控えてほしいということだった▼小生はともかく、善意や家族を心配する人の気持ちが逆に救助を阻む結果となりうることを知った。やはり責務を担う国や自治体などの専門家に任せるほかない。自衛隊や消防隊、援助隊などの懸命な救助は本当にありがたいと思う▼日蓮宗が掲げる「いのちに合掌」は〝いのち〟の繋がりに感謝をするのが基本だと思うが、日頃から訓練などして、災害への備えを行っている国、自治体、自衛隊や消防隊のみならず病院などを含む組織、そしてそれに関わる多くの人たちへの直接的な感謝も「いのちに合掌」だ。普段の生活においても小生もどれだけそういった人たちに助けられてきたか▼繰り返しになりますが、行方不明者の一刻も早い救助と、重ねて犠牲者のご冥福とご遺族にお悔やみ申し上げ、被災者が元の生活と心の平安を1日も早く取り戻せることを祈念いたします。本当に今はそれだけしかありません。