鬼面仏心

2019年6月20日号

◆今しなければ!

 トルコに「明日できることは今日するな」という諺があるという。なんといい加減な、と思っていた。日本では逆に善は急げという▲長年の勤めを終えて毎日が日曜日となった友人と会った。我が身と較べ少々うらやましい。好きな趣味に没頭できるというものだ。ところがそうでもないという。いつでもできるとなると、なぜかやる気が失せるというのだ。勤めていた時はいつまでにこれをしなければ、という日程がいつも頭にあった。それがなくった。つまり必要に迫られる制約がないため、ずるずると何もしないまま時が経ってしまうのだと説明する▲そういうことなら、制約されるのも悪いことではない。まず身近に目標を掲げ、その実現に向かって強い意志をもって行動することは生活のリズムを作る上でも大事なことだ。目標達成という制約があることにより、行動も活性化されることだろう▲そこでトルコの諺に戻ると、闇雲に振り回されることなく、優先事項をよく考えて今日すべきことを実行しようということになるのではないか▲宗祖は「汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実成の一善に帰せよ」(『立正安国論』)と説示されている。諸宗・諸経をしっかり見究め、真の幸福と平和を実現するには法華経=実成の一善しかないと結論された。今すべき最優先事項がこれだ。急ぎ法華経を信じ行ずべきである。(直)

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2019年6月10日号

心の隙間を広げよう

 以前、捨てる技術として「断捨離」が注目された。いまは「ときめき」がそれに代わるという(『人生がときめく片づけの魔法』近藤麻理恵著)。ときめくか否かで、捨てるかを決めるそうだ。アメリカまで活動が広がりを見せている。これなら優柔不断なコラム子でも実行できそうだ▼日本人の活躍は何にもまして喜ばしい。現代の日本人の精神的ルーツは縄文人より弥生人と考えられてきた。先日、現代人は縄文人の遺伝子を10%持っているという研究結果が発表された。また『「縄文」の新常識を知れば日本の謎が解ける』(関裕二著)によれば、一万年の間には狩猟の他に植物の栽培も行われ、漆まで使われており、文化的にも高い生活をしていた。その間、大挙して他の勢力が到来し、縄文人にとって代わって農耕生活が始められたのではなく、少人数で移り住んできた人たちと自然に融合し、進んで今までの暮らしに新しさが加えられ、生活様式が変化していったという▼異なるものが混じると緊張感を持つのが人間の性であるが、排除するのではなく、ワクワク感を以って受け入れ、それが優しさと喜びをもたらし、共生へと働いていったのであろう▼「喜びから生まれた夢は、人を優しくする」(NHK「なつぞら」)ならば、信仰の喜びからは、何にも勝る優しさが生まれてこよう。それには何物をも受け入れるすきまが必要だ。(汲)

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