オピニオン

2021年12月10日

■亡き人と生きる

 今年、漫画家のさいとうたかをさんが亡くなった。有名な『ゴルゴ13』の作者だ。同作は漫画の単行本発行巻数が200を超え世界記録を樹立した。さいとうさんが亡くなっても連載は続けていくそうだ。作者が亡くなっても連載が続けられるのは不思議だ。昔、分業制を確立したので可能なのだという▼考えてみれば『サザエさん』や『ドラえもん』も作者はとうの昔に亡くなったのに、現在もテレビで放送している。ということは作者の精神は今も番組の中で生き続ける▼今、私たちが唱えているお題目も、元々はお釈迦さまの教えから始まり、鎌倉時代に日蓮聖人が弘められたものだ。お2人の教えが今も私たちの心の中で生きているのだ。日蓮聖人が700年以上前にお唱えになられたお題目を、今も多くの人が唱えているのはすごいことだ▼人間死んだら終わりだという人がいる。しかし、番組で作者が生き続けるように、生前お題目を唱えていた親・兄弟・知人と同じお題目を生きている私たちが唱えれば、私たちの心の中に亡くなった人が生きていることになるのではないか▼最近、終活という言葉をよく聞く。財産の相続などを決めておくそうだ。しかし、本当の終活とは、生きているうちにご先祖と同じお題目を唱え、立正安国を目指す心(志)の相続をして、さらに次へと繋いでいくことではないだろうか。   (友)

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