オピニオン

2019年3月10日

タイマーが…

「ピピピピピ…」どこで鳴ってるのかしら? 音を頼りに友人が見つけたのは、棚の上に置かれたタイマーだった。この日、友人の子は親元を離れて修養道場に出かけていた。目指す七面山は小学2年生にとって決して楽な道のりではない。どうしてるかな? きっと友人はソワソワと心配していたことだろう▼タイマーが鳴ったのは、まさにそんな時。子どもを見送ってから小一時間が経った頃のことだそうだ。見つけたタイマーにはペタペタと付箋が貼りつけてあり、「いまなにしてるかなってかんがえててね」「しんぱいしないで」とメッセージが書かれていたという。そんな可愛らしいドッキリに母親の不安は吹き飛んだに違いない▼「旅に出る人」と「見送る人」は、たとえ距離は離れても、お互いを思いやる気持ちが重なってその心は1つになれる。一方通行だと思っていた気持ちが、相手から返ってきた時の喜びは計り知れない。霊山へ旅立った故人もきっと同じことだろう。「お祖師さまには会えましたか?」「ありがとう! お目にかかれましたよ♪」見えない相手の心に寄り添い、お互いを思いやる心が出会ったその場所にこそ仏さまはいらっしゃる。そしてその喜びはあらゆる人びとの心を温めてくれるはずだ▼さあ、もうすぐお彼岸のタイマーが鳴りますよ! 皆さんのもとにも心を繋ぐメッセージが届くはずです。どうかお見逃しなく♪(蛙)

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